東京都の教員採用が危機的状況 教育委員会もオープンに(小学校は1.8倍)!!

中教審

学校における働き方改革特別部会(第18回) 配付資料

に以下のような東京都教育委員会提出資料があげられた。

東京都の教員採用が危機的状況 小学校は1.8倍!!

 

いままで、新採の質の低下が著しく、また、3年以内に退職する新人が異常に多く、また他県への移動も多いことが指摘されていきた。

 

ここにきて、東京都教育委員会も、内情をぶちまけて、文科省に訴えた模様だ。

 下記資料のP9を参照してほしい。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/079/siryo/__icsFiles/afieldfile/2018/10/16/1410185_4.pdf

 

ここで、都教委自ら、以下の分析をしている。

  ○ 応募者数、受験者数ともに5年連続で減少
  ○ 受験倍率が低下し、教員の質の確保が危機的状況
と、年々、志望者数の減少、倍率の低下をグラフをもとに示している。

 

小学校では、1.8倍である。

 

この数字、素人なら、まだ、落ちる人がいるとみるが、内実がわかる人なら、免許持ってて、受ければ受かる倍率である。(真剣に受験してもし落ちた人は、別の仕事を検討した方が良いレベル、そもそもこの倍率で落ちるのは、適性がないレベルでなく、現場に出すと危険と判断されるレベルである)

 

もう、うわべだけの対策でごまかすことができず、危機的状況に万歳(お手上げ)したのだ。(東京の教員になろうなどとふざけたパンフを作つてでたらめをPRしてきた)

 

文科省も、1,2年前まで、免許更新の不手際で免許を失効し失職することを大々的に報じてきたのが、一転して、失効しても、臨時免許で教員してくださいと、教員OBや、教員リタイヤ組を現場にもどそうとの苦肉の策をこうじた。

 

ふざけた話である。

 

絞めるだけ絞め、必要な手当てをはがすだけはがした上で、なり手がいないから、手のひら返しである。

 

今まで、教員をいじめてきた、教育委員会文科省、中央教育委員会の猛省を促す。

 

当然の結果である。今までの5年と先5年に採用された低レベルの人材を、これから数十年現場で一緒に仕事しなければならない身になってほしい。

 

また、そのような、低レベルの教員に子供を預けなければならない親御さんの気持ちを考えてみてほしい。

 

お金のある人(私の同僚も)皆、私立に行かせている(特に高校は、授業料無償化ですからね)

 

東京都教育委員会の今後のあがきが楽しみです。(意地悪な表現ですが)

 

いずれ、教員免許は廃止されるか、免許はなくても採用されてから、研修で取得させる(形だけ)方式に変えていかざるを得ないでしょう。

 

これだけ、劣悪な職場に、誰が好き好んで大学の教員養成課程に進んで免許を取りたいと思うのでしょうか。親が教員のご子息くらいでは?

 

免許取れるからついでにとっておくかくらいの他学部の学生が免許取るくらいでしょう。それも、変にハードルあげたら、みんな途中でやめちゃいますよね。

 

だって、そもそも、教員より待遇の良い、民間か公務員になりたい人がほとんどですから。